「好きなもの」と「健康なもの」を一緒に、“心”と“体”が喜ぶ食事を玄米の組み合わせで提案する。
自然を、生産者を、食事を、体を想うことで、一膳でしっかりと想いを結ぶ「気持ちいい生活」と「気持ちいい世界」の両立をミッションに掲げている株式会社結わえる。
もともとは、精白していない穀物を主食とし、健康に暮らしていた日本古来。
結わえるが独自開発した「寝かせ玄米」は、白米のように栄養素を削ることなく玄米のままもちもちの触感と旨みや甘みを味わえます。
食生活を大きく変えていくことなく、今に合わせたライフスタイルのまま健康においしいご飯を食べることを結わえるの役割だといいます。
日本が、古来から持つ伝統的なものは、徐々に新しいものへと移り変わりつつありますが、古来の伝統の中には、暮らしに必要な知恵が隠れています。
株式会社結わえるが「結わえるオンラインストア本店」で行った改善ポイントとは?
憶測で考えていたことは実は違っていたことに気が付いたきっかけも含めてご紹介いたします。
(結わえるオンラインストア本店:https://www.nekase-genmai.com/)
お客様が一回のみならず今後も続けていくきっかけ作りをサポート
毎回、お客様がページを訪れた理由を考え、仮説を立てながらサイト改善を行っていた結わえる。
長く続けることで体調に変化が表れる玄米を長期的にご購入いただくには、お客様が続けやすいサポートが必要です。
しかし、アクセス解析ツールでは「お客様がページに訪れた」ことだけが分かるのみで、どういった回遊をしているのかが憶測でしか分かりませんでした。
それを詳細に理解するために、実際にお客様が時系列でどのページへ回遊したのかが分かるシステムを導入。
その結果、一度購入したお客様が見るページは、新規のお客様とは違った観点であることが明確になったといいます。それは、「炊き方ガイドブック」や料理に活用する調理器具などの閲覧へ移行する傾向があったということでした。
(結わえる企業サイト:https://www.yuwaeru.co.jp/)
今までの考え方とは全く違っていたお客様の行動
「結わえるオンラインストア本店」には、健康な食事や玄米に関するコラムが掲載されています。
システムを導入後、お客様がどのコラム記事に、どの程度滞在しているのかが分かるようになり、様々な問題点や改善に役立ったといいます。
例えば、人気のあるコラムはオーガニック検索経由での流入も多く、特に閲覧数が比較的高かったページは、意外にもぬか漬けのアレンジレシピでした。
そのページは、お客様の滞在時間が長く、じっくりと目で追いながら閲覧してくださるお客様も多かったため、予想外の大きな発見だったといいます。
今までは、ぬか漬けレシピを豊富に紹介していたわけではなかったため、需要のあるページとリンクする商品開発のきっかけとなり、ぬか漬けの関連ページをさらに増やしていくことになりました。
他にも、分かりにくい表記だったことから、送料のページを何度も閲覧するお客様もいて、お客様視点に立った時の見にくさや不便な部分の改善に役立っています。
ポップアップの表示時間を変えてCVRキープに成功
ハウツーページとして「結わえる『寝かせ玄米🄬』ってなに?」を設けている中で、関心のあるお客様宛にコンテンツイベントを設定し、ポップアップの表示を行っていました。
新しいシステムを導入する前は、1分以上ページを閲覧している方に対し、寝かせ玄米🄬のおすすめセットを表示して流入を計っていたといいます。
ところが、1分間同じページに滞在する=興味を抱いていると予測していたものの効果がありませんでした。
新しいシステムを導入後、ページを訪れるお客様の閲覧時間を再度見直したところ、初見でも1分以上じっくりと読んでくださっていたことが分かりました。
お客様が、ページ内をまだ読み終えていない、理解していないタイミングでポップアップの表示がされていたことに気が付き、100秒後に表示されるように設定し直した結果、CVRが20%キープできるようになったといいます。
(該当ハウツーページ:https://www.nekase-genmai.com/about-nekase_genmai)
お客様の目標に応じたコンテンツ作り
お客様の実際の行動を目の当りにし、想定したカスタマージャーニーを設定したつもりが、予想外の発見が多くあった結わえるのサイト改善。
お客様が求めているコンテンツは、思っている部分とは全く違っている点に気が付き、即座にアクションを起こすこと、効果が実感できるまではA/Bテストを繰り返し行うことが大切だといいます。
システムの導入によって、改善すべき点をピンポイントで気が付くことができたことは大きいですが、新しいお客様の獲得に向けた需要あるコンテンツ作りも重要です。
ニーズは幅広く、「ダイエット」や「おいしい玄米を食べたい」などの目的別の提案も行っていきたいといいます。
まとめ
このように、ECサイトでも快適なお買い物ができる購入体験を目指している結わえる。
オンライン本店は、独特な雰囲気を醸し出すデザインが印象的で、実際に生産されている農家の方のお写真も掲載されています。のどかな背景には、美味しさや匂いまで届きそうな情景が浮かびます。
また、玄米のレシピ紹介ページには、とても興味深いものがあり、お寿司やスイーツ、麺料理など、思っているより多くの食材と合わせて楽しむことができるのだと知ることができました。
掲載された丁寧な画像からそそられる美味しそうな料理に対し、試してみたいという感情を抱かせてくれます。
実店舗と同等に満足のいくオンライン販売を目指して、一度訪れたお客様をリッチでワクワクした体験へと導けるように、魅力的なサイト作りを目指し続ける結わえる。
古来の伝統がなくなることなく、より多くのお客様が玄米の美味しさに気が付ける環境が増えていくことを願っています。
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