MENU

ECコンサル・運営代行 No.1 月額8.8万円(税込)~

ECコンサル・運営代行 No.1 月額8.8万円(税込)~

EC(ネットショップ)成功事例研究所では、業界で活躍する企業様の事例を様々な媒体から情報を引用させて頂きまとめております。
ECの戦略から商品開発、サイト制作、集客方法(SEO、SNS)、越境EC、AMAZON・自社サイト対策など是非読んでいただければ幸いです。

  1. EC成功事例研究所
  2. ペット
  3. Amazon.comでグローバル進出成功◎ネコノミクスの波に乗る猫壱 EC販売事例

Amazon.comでグローバル進出成功◎ネコノミクスの波に乗る猫壱 EC販売事例

hatena line pocket

(猫壱HP:https://www.necoichi.co.jp/

 

「シンプルで美しい猫と人の暮らしを実現します。」を経営理念として掲げている猫壱。

 

猫ありきの製品を製造し、人も喜ぶ、今までにない商品を提供することに注力している、ネコノミクスの波に乗る今注目の企業です。

 

社長の竹内さんは、もともとアメリカのペット用品ブランド代理店で勤務されていました。5年務めたノウハウを元に、もっといい商品が作れると感じたといいます。これがきっかけで、「猫のための壱番を」の想いから猫壱を起業しました。

 

コロナ禍で、自宅で過ごす時間が増加したことでペットブームが到来。今は犬よりも猫の方が、飼育数が多いのだといいます。この様な背景から、2022年のネコノミクス経済効果は、2兆円ほどに及びました。

 

世界と肩を並べるほどの効果をもたらすネコノミクスの波に乗る猫壱は、グローバル展開も成功しています。EC販売をきっかけに、グローバル展開まで成功した猫壱の事例をまとめてご紹介いたします。

 

※人気のバリバリボウル

 


ネコが使いやすい商品の開発


 

猫壱は、猫と一緒に暮らす人、そして猫の喜びに繋がる商品とサービスの提供に力を注いでいます。

 

主力商品である「脚付きフードボウル」は、猫の体の構造を考慮して作られました。猫の食道は比較的にまっすぐで、下を向いて食べることで食事が逆流しやすく、少なからず猫への負担があります。実際に、猫の気持ちになって同じ体制を取ってみることで実感できると言う猫壱は、本当に猫のために考えて商品開発していることが伝わります。

 

また、猫は必ず1日に1回、自分で体をきれいにします。

舌を使ってきれいにすることから、危ないものを舐めてしまわないか不安になることも多く、猫が使う食器は素材にもこだわっているといいます。

 

ボウルを舐めた時に、顔から遠くに離れないように滑り止めシリコンを付けたり、有機物の入っていないセラミック素材を使用したり、また、電子レンジ対応可能であったり、ホワイトを基調とした溶け込むデザインだったりと、人にも猫にも嬉しい多くの工夫がされていました。

 

猫の為に開発された猫壱の商品が好調であることから、猫を飼う人は、できるだけ愛猫の負担にならないように考えて購入されていることが分かります。

 

 


EC参入後、Amazonグローバルセリングで海外出店


 

2008年に創業した猫壱は、もともと卸売りを行っていました。EC参入のきっかけとなったのは、卸先の提案があったからだといいます。EC販売開始当初は、売上の多くを実店舗が占めていましたが、今では6割の売上がECです。

 

2013年には、大型ECモールのAmazonへ出店。その翌年に、アメリカのAmazon.comへ出店を決めました。AmazonのFBAという海外サポートサービスを活用し、日本と同じ操作でできるアメリカのAmazonに猫壱の商品を販売開始。海外出店は、非常にハードルが高い印象ですが、FBAでは、返品対応やカスタマーサービス、出荷、配送に関してもAmazonが対応してくれるため、英語が不慣れでも海外に出店ができます。

 

販売開始してから、商品の売れ方が好調であることがきっかけで海外販売も拡大しました。今では、「脚付きフードボウル」は、猫の給餌器でランキング1位を獲得。日本は、世界で5本の指に入る猫の飼育数であることから、世界にも通用すると仮説を立てていたことが海外進出の始まりでした。

 

猫の大きさは、一部の種類を除いては世界共通であり、商品のローカライズをせずとも勝負ができるビジネスです。そして、世界的にもニッチな領域であることから『グローバルニッチマーケットで1番になる』という目標を持ち、ネコビジネスの最先端を進んでいます。

 

猫壱 Amazon店

 


マーケットで勝負していく上での猫壱の強み


 

猫と人が幸せに暮らせるが大前提で商品開発を行っている猫壱は、猫の飼い主さんのご意見がとても貴重であることから、商品開発前はアンケート調査を実施。飼い主さんの意見を細かく聞いて、パッケージやデザインにも取り入れているそうです。

 

現在は、自社サイト含むEC販売の中でも、Amazonを中心に注力していることから、モール内のランキングやレビューを分析基準とし、商品開発を行っているといいます。

 

アンケートを入念に行っていることから、欲しているデザイン、猫が選ぶ食器、頻度などのデータを多く取得していることも、猫壱の強みといえます。

 

※出店モール

 


まとめ


 

猫壱は、SNS活用にも力を入れていて、現在のInstagramのフォロワー数は9万人以上、Facebookは3万人以上の人がフォローしていました。(2023年7月時点)

有名な猫インスタグラマーが猫壱のInstagramをフォローしていることから、信頼に厚いことが伺えます。

 

猫壱のHPには、商品を購入してくれた人のユーザー投稿も掲載されていて、とても綻ばしい内容です。写真コンテストや猫の問題解決記事なども投稿されていて、猫好きユーザーが読んでみたくなるコンテンツ作りが出来ていると感じます。

 

商品は日本製にこだわっているそうで、日本の工場で作られた商品が多く取り扱われていました。猫心理への理解や安全性に長けている猫壱が多くの人気を誇る理由は明確です。

 

多くの猫、飼い主が信頼するブランドを日本発信で海外に進出していることが、とても誇らしく思える事例でした。

ネコノミクスが解消された時、猫が今より不幸にならないかと懸念を抱く声も少なくないようですが、猫の生活が昔より豊かに変化していることが、とても嬉しく思います。

猫壱さんには、今後も世界で活躍いただき『グローバルニッチマーケットで1番になる』という目標を叶えてほしいと心から思います。

 

 

 

TOPへ戻る

ホームへ戻る

hatena line pocket

このジャンルに関連する記事

関連する記事がありません。

  • 売上2億円のネットショップを10億円にする方法
  • 東南アジア進出のファーストステップを強力に支援します